資料

Windows でテスト環境を構築する

以下の内容は全て執筆当時の情報に基づいていることを注意すること。
特に PHP5 に関してはβ版を元にしているため、正式版では起こらない問題も含まれていることに注意。

序説

趣味でも仕事でも、テスト環境の重要性を蔑ろにする馬鹿はことコンピュータ業界の技術者にはおるまい。
出来れば本番運用している環境と全く同一のテスト環境を構築するのが理想だ。
疑うべくもない。
それが出来なくとも、出来るだけ本番運用している環境にテストした結果をそのまま移行出来る環境が望ましい。
と言うわけで、自宅サーバに対するテスト環境を構築する

構築編で散々書いてきたように、自宅サーバは典型的な LAMP プラットフォームだ。
Linux + Apache + MySQL + PHP と、実にスケーラビリティの高い環境である。
このテスト環境を構築するのに、まずは個々の環境をどう置き換えるかを検討したい。

OS は Linux から Windows2000 Professional に置き換える。
Windows2000 系列はヘタレ OS が全てを占める Microsoft の中において、安定性と性能のバランスがもっとも取れている OS と言える。

もちろん Microsoft 社に範囲を限定した上での比較論だが。

WindowsXP が出て久しいし、サーバ OS として Windows2003 サーバも出回っているが、Windows2000 系列の勢力は依然として残り続けていくに違いない。
また、認めざるを得ない真実だが、Linux デスクトップに比して Windows デスクトップで利用出来るソフトウェアに選択肢が多い
瑞輝が基本的に使っているのは Photoshop と WZ Editor だが、そのどちらも Linux デスクトップには存在しない
代替策はあるが、それはあくまでも代替であって、慣れ親しんだ操作感と性能がそのままそこにあるわけではない。

テスト環境に様々な OS が利用可能なのが PHP の良さのひとつだ。
PHP は多岐に渡る OS と HTTP サーバで運用出来るので、テスト環境に事欠かない。
下逸の ASP だの ASP.NET だのではこうはいかない。

次ぎに HTTP サーバだが、これはそのまま Apache を利用する。
Windows 環境には他にも AN HTTP Server などの HTTP サーバがあり、使い勝手も悪くないが、根本的な性能が Apache に劣る。
また、Apache の設定ファイルである httpd.conf に、別のサーバの設定内容を脳内変換して記述するのはかなり面倒だ。

実は Apache に出来なくて AN HTTP Server には出来る開発環境の互換性があるが、別の機会にでも述べることにしよう。

バージョンは現時点での最新である 2.0.47 を導入する。
Apache は現在 1.3 系と 2.0 系が存在するが、Windows で運用するならば 2.0 系の方が性能も安定性も優れる

MySQL はそのままだ。
MySQL は Windows で利用出来るコンパイル済みパッケージが提供されている
ちと面倒な部分もあるが、日本語も利用可能だ。
MySQL は 4 系と 3 系が存在するが、今回は 3 系列最新である 3.23.58 を用いる。
4 系でも良かったのだが、愛用の SQL 環境である Common SQL Environment が 4 系列に対応していないので厄介なのだ。

PHP も当然そのままだ。
幸い PHP には Windows で利用出来る最低限のコンパイル済みパッケージが公開されているので、有難く使わせていただくことにする。
現時点での PHP の最新は 4.3.3 だが、ここは思い切って 5.0.0 Beta 1 を導入した。
PHP5 から導入される新しいオブジェクトモデルは、JAVA ライクのオブジェクト指向開発が出来るまでに進歩した。
今後コレを使わない手はない

さて、次項から早速開発環境を構築していく。
なお、 Windows2000 Professional のインストールは既に終わらせていて、最低限の安定動作をするものして話を進める

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