第1部 構築編
本番運用に向けて
FTP サーバ構築
さて、リモートログインが出来るようになったところで、LAMP サーバを作るための環境を構築してしまおう。
まず最初は FTP サーバを構築して、ファイルアップロードを迅速にこなせるようにしたい。
Red Hat Linux では標準で WU-FTPD というサーバソフトウェアが採用されているが、これを ProFTPD という別の FTP サーバソフトウェアに変えてしまっていたのは以前に書いたとおり。
今回も ProFTPD のインストールを行っておく。
お試しでインストールした ProFTPD のバージョンは 1.2.6 だったが、その時点で 1.2.7rc2 が出ていたのを憶えている。
もう一度 ProFTPD のサイトに行って最新版を確認しておこう。
おぉ、上がってるじゃん♪
1.2.7rc2 が正式に 1.2.7 として公開されていた。
既に 1.2.8rc1 が出ていたが、正式版の 1.2.7 を取ってくる。
これを WinSCP を利用してサーバに転送。
では、リモートログインしてインストール開始だ。
ダウンロードしてきた proftpd-1.2.7.tar.gz は /home/********/ にコピーしたので、root になってから慣例に従って /usr/local/src/ProFTPD/ へコピーする。
/usr/local/src/ 以下が root 以外に書き込み権限がないので、あらかじめ root になっておく。
間違ってもパーミッションを緩和する真似はしてはいけない
su
Password: ????????
mkdir /usr/local/src/ProFTPD
mv proftpd-1.2.7.tar.gz /usr/local/src/ProFTPD/
そして、カレントディレクトリを tar ボールをコピーしたディレクトリに移動して、展開、作成される proftpd-1.2.7 というディレクトリに潜る。
cd /usr/local/src/ProFTPD/
tar -xzf proftpd-1.2.7.tar.gz
cd proftpd-1.2.7
さて、コンパイル開始だ。
configure スクリプトで環境を設定し、make、更に make install の手続きは、ソースからインストールする場合のほとんど共通化された手続きだ。
ProFTPD をインストールする先を /usr/local/proftpd にしたいので、configure スクリプトにもパラメータを与えてやる。
./configure --prefix=/usr/local/proftpd
make
make install
さて、Red Hat Linux では標準状態でエラーを返すことは前回勉強済みだ。
なので、/usr/local/proftpd/etc/proftpd.conf を修正する。
Group nogroup
と書かれている行があるので、これを以下のように書き換える。
Group nobody
さらに、ProFTPD をスーパサーバ xinetd から起動させるために、/etc/xinetd.d ディレクトリに ftp という名前のファイルで、以下の内容を記述する。
service ftp
{
flags = REUSE
socket_type = stream
wait = no
user = root
server = /usr/local/sbin/proftpd
log_on_failure += USERID
disable = no
}
そして再び /usr/local/proftpd/etc/proftpd.conf を開き、
ServerType standalone
と書かれている行を、
ServerType inetd
と書き換える。
これで必要な時だけ起動して、必要なくなれば終了する FTP サーバが出来上がったわけだね。
取り敢えず xinetd に設定を反映させるために、xinetd を再起動する。
/etc/rc.d/init.d/xinetd restart
んで、Windows の NextFTP で接続試験。
………あれ?
接続失敗。
接続が拒否られてしまった??
色々と調べていくと、/etc/xinetd.d/ftp に記述ミスを発見。
server = /usr/local/sbin/proftpd
と書いてあるところは、
server = /usr/local/proftpd/sbin/proftpd
だね………
紆余曲折日記の過去分に誤植があったみたいだ(爆)
早速両方直しておく。
んで気を取り直して再び NextFTP で繋ぎに行くと、今度は正常に接続出来た。
これでファイルの送受信は随分と楽になったね。
お試しでは anonymous FTP を作るために躍起になっていたけど、取り敢えず今は放っておこう。
必要になり次第構築すればいいしな。